絨毯のご紹介 〜イスファハン〜
- FLUXUS_ONDA
- 2020年1月1日
- 読了時間: 2分
こんにちは、FLUXUSです。
今回ご紹介する絨毯は、数あるペルシャ絨毯産地の中でも数々の名作をこの世に残してきた有名産地イスファハン産の絨毯です。
十六世紀サファビー朝の宮廷工房で世界を魅了した芸術品ペルシャ絨毯。
雨の少ないイランでは、自然は豊かな象徴。
その様々な文様は、絨毯に織り込まれたとき、人々の憧れや楽園をそこに映し出します。

近世イスラーム美術の黄金期として知られる十六世紀当時の都イスファハン。
当時はシルクの輸出を中心に経済的に発展、細密画やタイル美術などの芸術面も飛躍的に躍進します。
特にペルシャ絨毯は世界最高峰の芸術品とされ、ペルシャ帝国の繁栄の象徴となりました。
全面を文様で埋め尽くす美意識はイスラーム美術の特徴で、宮殿やモスクなどの建築でもその様子を伺うことができます。
【エスミリー文様】は渦を巻きながら繋がる蔦を、フィールド全体に広げた躍動感のあるデザインで、日本では唐草文様として知られています。
メダリオン(絨毯中心部の柄)を中心に緻密に広がりを見せるエスミリー文様は、まさに古都イスファハン産のペルシャ絨毯の代名詞とも云えます。

ご紹介するペルシャ絨毯は、青色をベースとして桃色やベージュなどを散りばめた落ち着きのある配色で、お部屋に気品とやすらぎをもたらす一枚です。
ウォールナット材や濃い目の床面はシックな印象に、オーク材やナチュラル色の床面は華やかに彩ってくれることでしょう。
年代は1970年頃に制作されたものです。
ウールの質感、縦糸のシルクも美しく良質なコンディションと云えます。
サイズや詳細に関しては、CONTACTよりお問い合わせください。
FLUXUS
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