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アート思考について

いまビジネスの世界で「アート思考」が注目されています。 論理思考(ロジカルシンキング)やデザイン思考に続くものとして比較されているが、そもそもは全く定義の異なるものなので比較すること自体がナンセンス。



デザイン思考は、状況を観察し仮説を立てて思考を繰り返し、曖昧さを抱えながらも全体感を把握しながらゴールに向かっていく。まさに、「(顧客の為に)必要な機能の開発」といえます。プロセスではブレーンストーミングやプロトタイピングや検証などが活用される。


一方のアート思考の目的は、「クリエイター(アーティスト)のアイデア、感情、信念、哲学の表現」です。自分が起点となるアート思考と顧客起点のデザイン思考の差が明確に存在します。



アート思考は、言い換えるなら「作品に対する美意識やこだわり」であり、個の信念や哲学のようなものが作品に密接に関係しています。Appleの徹底したものづくりや、IT分野の先駆的なサービスなどはアート思考からしか生まれてきた作品であると考えられています。


デザイン思考は、顧客からの要求が商品の完成基準なので、市場調査や価格競争などあらゆる要素をクリアしながらものづくりを重ねて、その水準に達するまで作業が続きます。


しかし、アート思考の場合は、「自分(達)自身」が満足するまでが完成基準なので、自由な発想と行動で常識を覆すような、だれも思いつかないようなものを求めて共感や共鳴を作り上げていきます。



そして、そのようなストーリーに消費者は心を震わせ共感し、その感動をシェアすることでより根強いファンとなるのです。デザイン思考、アート思考のどちらかだけの考え方ではなく、双方の掛け合わせがより魅力的なになることでしょう。


次回「SDGsについて」お楽しみに。 FLUXUS

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