David HOCKNEY 秘密のアトリエ
- FLUXUS_ONDA
- 2020年7月1日
- 読了時間: 2分
こんにちはFLUXUSです。
今日はアートとインテリアの関わりについて、ポップアート界の巨匠について書き綴ります。
デイヴィッド・ホックニー(David Hockney 1937年〜)は、20世紀の英国現代芸術を代表する一人です。
ロンドンのロイヤル・カレッジ・オブ・アート在学中から、ピーター・ブレイクらと「Young Contemporaries(若手現代芸術家展)」に参加しています。

ホックニーは1963年にニューヨークを訪れ、アンディ・ウォーホールと出会います。
翌年カルフォルニア州を訪れ、ぬくもりのある陽光や開放的なライフスタイルにイマジネーションを掻き立てられたホックニー。
その後ロサンゼルスを拠点として活動するきっかけとなりました。

当時まだ比較的新しい画材であったアクリル素材で、日常生活の一部を描くホックニーの作風は絵画とイラストの垣根を取り払ったようなまるで写真のスナップショットを見ているよう。
ホックニーの代表作として、庭のプールに上がる大きな水しぶきを描いた作品が挙げられるが、リトグラフや舞台芸術など才能は絵画のみに収まりません。

ポップアート界の巨匠として評価を得るホックニーですが、彼のアトリエにもペルシャ絨毯が敷かれています。
さすが英国生まれのアーティスト。家具や絨毯のセレクトもセンスが光ります。
ホックニーがセレクトしたのはメダリオンの無いデザインのペルシャ絨毯。
フィールド上を自由に表現する場所として考えていたのでしょうか? 模型やiPadなどが自由気ままに置かれています。
奇しくも同じ長方形であるペルシャ絨毯をキャンバスに見立てて、自身の作品と向き合っているのかもしれません。
アートとインテリアの関わりを感じるそんなお話でした。

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